送信済みアイテム フォルダーへアイテムが保存されない_1

今日は「送信済みアイテム フォルダーへアイテムが保存されない」です。

 

送信メールが「送信済みアイテムフォルダー」に入る場合と入っていない場合があり、

特にルールは設定していませんでした。

この問題は、1週間くらいで自然に解決してしまったので、

原因などは分からないですが、原因調査の方法を記載したいと思います。

 

現象:送信済みのアイテムが、Outlookクライアントの「送信済みフォルダに入る

アイテム」と「送信済みフォルダに入らないアイテム」が存在しており、

メッセージの追跡を行っても「Delivered」となっている。

 

 

≪試したこと≫

①「送信済みアイテムフォルダー内のメッセージのコピーを保存してみる。

 

「送信済みアイテム」にユーザが送信したメールが保存されていない場合は、

「オプション」の「送信済みアイテムフォルダー内のメッセージの

コピーを保存する」のチェックがONになっているか確認する。

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f:id:ex-9244-chibariyo:20180704150938j:plain

 

 ②Outlookのテンプレート(oft)を利用していないか。

テンプレートを使用している場合、oftファイルにて、

 [オプション] タブ→ [指定の場所に送信済みアイテムを保存] →

「既定のフォルダーを使用」にチェックがはいっていることを確認する。

 

③プロファイルの再作成

クライアント環境のキャッシュの影響を排除するため、OSTファイルの削除を行ってください。

 

 

≪新しいフォルダの作成・データ移動≫

1.【スタート】→【コントロールパネル】→【メール】をクリックする。

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2.【データファイル】をクリックする。

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3.【ファイルの場所を開く】をクリックする。

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4.「新しいフォルダー」を作成する。(任意の名前で良い)

 

5.先ほど作成したフォルダーに表示されているファイルとフォルダをすべて移動させる。

※先ほど作ったフォルダだけが残っている状態にする。

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6.ウィンドウを閉じる。

 

 

 

≪プロファイルの再作成≫

1.【スタート】→【コントロールパネル】→【メール】をクリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704151359j:plain

 

2.【プロファイルの表示】をクリックする。

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3.「使用するプロファイルを選択する」を選択し、【OK】をクリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704152115j:plain

 

4.Outlookクライアントを起動する。

 

5.「プロファイルの選択」ダイアログが表示されるので、「作成」をクリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704152140j:plain

 

6.任意のプロファイル名を入力し、【OK】をクリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704152157j:plain

 

7.「アカウントの追加」ウィザードが表示される。

 

8.電子メールアカウントの設定を行う。

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≪正常にメールが同期されるか確認する≫

1.Outlookを起動する。

 

2.「プロファイルの選択」画面が表示されたら、先ほど作成した

  プロファイル名を選択し、【OK】をクリックする。

 

 

④セキュリティソフトの無効化

 セキュリティソフトが影響している場合もありますので、

 検証のために一度「無効化」にしましょう。

 

 

⑤セーフモードでの起動

 Outlookをセーフモードで立ち上げることにより、Outlookアドインの問題の

 切り分けを行うことが可能です。

 

 《セーフモードでの起動方法》

 Ctrlキーを押したまま、Outlookアイコンをクリックします。

参考:http://office.microsoft.com/ja-jp/powerpoint-help/HP010140792.aspx

 

 

⑥コマンドスイッチの実施

コマンドスイッチを実行するにあたり、以下の影響があります。

  • お気に入りフォルダの設定が初期化されます。
  • 検索フォルダの登録が初期化されます。
  • 予定表グループの設定が初期化されます。

 

 

Outlookビューのリセット》

1.Outlookクライアントを終了する。

 

2.「スタート」ボタンをクリックし、「ファイル名を指定して実行」を

  クリックする。

 

3.「名前」ボックスに「Outlook.exe /cleanviews」を入力し、「Enter」を

  クリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704152555j:plain

 

4.Outlookクライアントが起動する。

 

 

Outlookフォルダーのリセット》

1.Outlookクライアントを終了する。

 

2.「スタート」ボタンをクリックし、「ファイル名を指定して実行」を

  クリックする。

 

3.「名前」ボックスに「Outlook.exe /resetfolders」を入力し、「Enter」を

  クリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704152804j:plain

 

4.Outlookクライアントが起動する。

 

 

Outlook のナビゲーション ウィンドウのリセット》

1.Outlook クライアントを終了する。

 

2.[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックする。

 

3.[名前] ボックスに、「Outlook.exe /resetnavpane」と入力し、[Enter] キーを

  押下する。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180704152915j:plain

 

4.Outlook クライアントが起動する。

 

 

 

⑦Office製品の再インストール

アンインストールする際は、「Easyfix」をお使い下さい。

https://support.office.com/ja-jp/article/PC-%e3%81%8b%e3%82%89-Office--9dd49b83-264a-477a-8fcc-2fdf5dbf61d8

 

 

 

以上

 

2018年07月

コンテンツの検索

今日は「コンテンツの検索」です。

 

コンテンツの検索画面が新しいUIになっていましたので、
今回は「退職者のメールデータをバックアップする」を例に新しいUIの使い方を
書きたいと思います。

 

 

1.Office365管理センターにログインする。

 

2.「管理センター」→「セキュリティ」→「検索と調査」→「コンテンツの検索」を選択する。

 

3.「新しい検索」をクリックする。

 

4.「場所:選択した場所」→「特定の場所」→「変更」をクリックする。

 

5.「Exchangeメール」→「ユーザ、グループ、またはチームを選択」をクリックする。

 

6.「ユーザ、グループ、またはチーム」をクリックする。

 

7.検索ウィンドウでユーザの検索を行い、ユーザが表示されたらチェックを入れる。

 

8.「選択」をクリックする。

 

9.前の画面に戻ったら「保存」をクリックする。

 

10.「保存して実行」をクリックする。

 

11.名前の欄には「YYYYMMDD_ユーザ名」を入力し、「保存」をクリックする。

 

12.検索が開始されるので、「保存した検索に戻る」をクリックする。

 

13.先ほど名前をつけた検索にチェックを入れる。

 

14.「検索が完了しました」の表示が出ていることを確認する。

 

15.「その他」→「結果のエクスポート」をクリックする。

 

16.「エクスポート」をクリックする。

 

17.「エクスポートタブ」をクリックする。

 

18.先ほど検索した名前をクリックする。

 

19.「エクスポートキーをコピー」する。
※「このWebページがクリップボードへアクセスすることを許可しますか?」と

いうポップアップが表示されたら「アクセスを許可する」をクリックする。

 

20.「結果のダウンロード」をクリックする。

 

21.「アプリケーションのインストールーセキュリティの警告」のポップアップが表示されたら「インストール」をクリックする。

 

22.エクスポートキーを貼り付ける。

以下のデータを指定して下さい。

  • 「ソースへの接続に使われるexport key」⇒先ほどコピーしたエクスポートキー
  • 「ダウンロードしたファイルを格納する場所」⇒エクスポートデータの保存先

 

23.エクスポートが完了するまで待つ
 ※1日かかる場合があります。

 

 

以上

2018年07月

他社の予定表を自分のスケジュールで見たい

本日は「他社の予定表を自分のスケジュールで見たい」です。

 

この頃 全然更新できていなくてすみません。

 

特殊な話かもしれないのですが、

あるTさんが、O社とC社に所属しており、O社とC社の自分のスケジュールを

お互いの会社のスケジュールで見たい場合、

Outlookクライアントでは、予定表を重ねてみることが可能です。

 

 

 

しかし今回は「Outlook for iOSで見ることはできないか」ということを書きたいと思います。

現状 Outlook for iOSでは、予定表を重ねて見ることは出来ません。

 

ならばO社とC社の予定表を同期をかけるようなことが出来たらと考えました。

PowerShellなどでちゃちゃっと同期

●O社のユーザAの予定アイテムをとC社のユーザA'の予定表に自動的にコピーする(その反対も)

それも簡単に!出来ないものかと。

 

しかし、、、残念。。。

Powershellなどで同期をかけることやコピーを行うこと出来ません。

 

手動で「ユーザー A の予定アイテムをユーザー A' の予定表に一括登録する」方法でしか

対応が出来ません。

※こちらはMicrosoftの仕様となるとのことです。

 

では、手順に行ってみましょう。

 

 

手順の概要としては、

1.ユーザAのプロファイルにて、Outlookクライアントを起動する。

2.ユーザAの予定表をPSTファイルでエクスポートする。

3.ユーザA'のプロファイルにて、Outlookクライアントを起動する。

4. 2でエクスポートしたPSTファイルをユーザA'の予定表にインポートする。

 

下記が参考URLです。

Outlook の .pst ファイルを使用したメールなどのデータ移行

URL : https://support.office.com/ja-jp/article/14252b52-3075-4e9b-be4e-ff9ef1068f91

 

Title : Outlook .pst ファイルからのデータ移行バックアップ インポート

URL : https://support.office.com/ja-jp/article/431a8e9a-f99f-4d5f-ae48-ded54b3440ac

 

 

 

ここで心配になるのが、

例えば1週間に1回上記の手順を行う運用を行った場合、インポートするたびに

重複してインポートされてしまわないかということですが、インポートするときに選択肢として、

インポートウィザードのオプションより [重複した場合、インポートするアイテムと置き換える] や [重複したらインポートしない] を選択することが可能なので、

選択肢を必ず選んで下さい。

 

以上

2018年05月

TLS1.2の設定の続き(続報)

今日は「180214_TLS1.2の設定の続き(続報)」です。


先日TLS1.2の設定を2018年03月01日までにしないと、

Exchange Onlineの仕様変更で接続できなくなってしまう可能性があります。と

お伝えしました。

 

 

しかし、マイクロソフトから「Exchange Onlineの仕様変更を延期する」との

案内がありました。
Office365サービスへのTLS1.0/1.1サポートを2018年10月31日まで延期するとの

ことです。

Outlook 2016/2013/2010 から Exchange Online に接続する際に TLS 1.2 が利用されるようにする方法 (Windows 7 では作業が必要) – Outlook Support Team Blog JAPAN

 

 

3月1日以降 皆さん一斉にではないですが、「接続できなくなった」と

いう問合せが多発するのではないかとヒヤヒヤしていましたが、
良かった~~~~~!!


一応 3月から10月まで延期されましたが、設定変更は必ず必要なので、
設定をしておきましょう。

 

 

以上

2018年02月現在

TLS1.2の設定の続き(Android・iOS)

今日は「TLS1.2の設定の続き(AndroidiOS)」です。

 

 

先日TLS1.2の設定方法の記事を挙げたところ

以下のような質問をいただきましたので、

質問にお答えします。

 

 

Outlook on the Web(OWA)では何か設定は必要ないのか?

→OWAでTLS1.2を利用するには、InternetExplorerのインターネットオプションの

「詳細設定」タブの「TLS1.2の使用」がオンになっていることを確認してください。

 

AndroidiOSには関係ないのか?

AndroidiOSでメールを確認されている方も多いと思います。

 AndroidiOSもTLS1.2未満無効化の影響は受けません。

 

 

以上

 

2018年02月現在

Exchange Onlineに接続する時にTLS 1.2を利用する方法

本日は「Outlook 2016/2013からExchange Onlineに接続する時に、
TLS 1.2を利用する方法」です。

結構HOTな話題になっていましたので、既に設定終わった方も
いらっしゃるかもしれないですね。


Office 365のExchange Onlineの仕様に重要な変更が、
3月から行われるというご案内がMicrosoftよりありました。

内容としては
TLS 1.2未満が無効化される。
TLS 1.2へ移行が必要

Outlook2016/2013からExchangeへ接続する場合
Windows8.1/10では、OSの規定設定でTLS1.2が有効になっており、
WinHTTPでも有効にされているので、追加設定は必要ありません。

しかしWindows7やWindows 8では、2018年2月末までに作業を行い TLS 1.2 が
利用出来るように設定を行う必要があります。
この設定を行わないと、3/1以降でTLS1.2未満の無効化設定が完了したものから
接続が出来なくなります。
Microsoftのサポートポリシーも3/1よりTLS1.2未満を使用する構成はサポート外となります。

自分が該当するか確認をしましょう。


Windows7で必要な設定作業
1.Exchangeアカウントを設定して利用する場合
  OutlookからExchangeOnlineへはMAPI/HTTPで接続しているので、
  WindowsOSのWinHTTPを使用して接続が行われます。
  以下の設定を行うことでWinHTTPからTLS1.2が利用できるようになります。

注意:
レジストリWindowsの動作に関連する重要な領域なので特に 項目の削除や編集 は慎重に作業 してください。


 a)WinHTTPでTLS1.2を利用できるようにするために、「Windows7 SP1(必須)」
  「KB3140245」を適用する。

 b)以下のレジストリを作成し、WinHTTPでTLS1.2が規定利用できるようにする。
   ●Windows OS が 32 ビットの場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp

   ●Windows OS が 64 ビットの場合 (双方を追加)
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp
 

値の名前: DefaultSecureProtocols
値の種類: REG_DWORD
推奨値: 0x00000a00 (10 進数 : 2560)


2.POPまたはIMAPアカウントを設定して利用する場合
 以下の2つのレジストリを作成して下さい。

 
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols\TLS 1.2\Client

値の名前: Enabled
値の種類: REG_DWORD
値のデータ: 1

値の名前: DisabledByDefault
値の種類: REG_DWORD
値のデータ: 0


以上

2018年02月現在

 

テナントから削除できないドメインを削除する

今日は「テナントから削除できないドメインを削除する」についてです。

 

 

今回なんでこんなお話をすることにしたかというと
自分の名前をもじったドメインを作成し、
Office365テナントに紐づけて、独自ドメインでのテストなんて
行ったのが、昔々。。。。

 

30日間でお試し用テナントは情報削除されるから
独自ドメインつけたままにしてしまったのです。

 

そして今月、、、
また独自ドメインを使った検証を行おうとしたところ、、、
「このドメインは別のテナントに紐づいているので使えません」という
エラーが発生。
もう昔 独自ドメインを使って、テストしていたことなんて忘れていました。

 

何とかPowerShellなどを使ってドメインを昔のテナントから
外すことが出来ました。(*ノω<*) アチャー

 

 

では いってみましょう。

ドメイングループの確認・削除
Windows PowerShell のコマンドレットにて、グループの一覧を確認する。

[コマンドレット]
Get-MsolGroup | Select DisplayName,EmailAddress,ObjectID | fl

[出力例]
DisplayName EmailAddress ObjectId
----------- ------------ --------
Group01 test01@test**.net 8f548cb1-478d-4a9e-bd62-4aa4a096324a
Group02 4411c1ce-8de0-425d-a46b-87422733e636
Group03 test03@test**.jp d6523e9d-94f6-4d95-b243-f2eb496f398c

Windows PowerShell のコマンドレットにて、ドメインのグループを削除する。
※先ほど調べたグループの ObjectID を以下コマンドで指定し削除する。

[コマンドレット]
Remove-MsolGroup -ObjectID 1ce167a2-d091-4851-8187-92dcf179603b -force

[実行例]
Remove-MsolGroup -ObjectID 8f548cb1-478d-4a9e-bd62-4aa4a096324a -force

独自ドメインを削除する手順
● Office 365 AdminCenter からドメインを削除する。
1. Office 365 ポータルへ全体管理者アカウントにてサインインする。

2. 左上のアプリランチャーより、[管理者] のパネルをクリックする。

3. 左メニューより [セットアップ] - [ドメイン] をクリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180124102219j:plain

 

4. 削除対象のドメインをクリックする。

f:id:ex-9244-chibariyo:20180124102226j:plain

 

5. [削除] をクリックする。

 

f:id:ex-9244-chibariyo:20180124102216j:plain

 

6. このドメインを削除しますか? と表示されましたら [削除] をクリックする。

 

f:id:ex-9244-chibariyo:20180124102216j:plain

7. ドメインは正常に削除されました と表示されましたら、[閉じる] をクリックして完了。

 

 

PowerShell のコマンドレットにてドメインを削除する
下記コマンドレットを実行し、独自ドメインの削除する。
【コマンドレット】
Remove-MsolDomain -DomainName <削除するドメイン> -force

【実行例】
Remove-MsolDomain -DomainName *****.com -force

 

 

以上

 

 

 

2018年1月