Outlook(クライアント)とOutlook on the web(OWA)の比較

本日は「Outlook(クライアント)とOutlook on the web(OWA)の比較」についてです。

 

2点の質問に沿って、今回は考えたいと思います。

  1. Office版のOutlookがOWA版より優れている点
  2. Outlookクライアントでは可能だが、OWAではできないこと。

 

 ≪1. Office版のOutlookがOWA版より優れている点≫

OutlookとOWAでは、適した状況が異なります。

その為 「優越をつける」<「特徴を挙げる」ことにします。

 

 

Outlook

・複数のアカウントのメールを1か所で見れる。

・自分用のPCがある(クライアント環境として使用可能)環境で利用。

・オフラインで使用することが可能。

・他のユーザの受信トレイを管理することが可能。

・PC(ノートPC・デスクトップPC)で使用可能。

 

 

◎OWA

・マルチデバイス対応(PC・タブレットスマートフォンから使用可能。

・自分のPCを持っていない状態でも使用可能(他人のPCの使用環境でも利用できる)

ドメイン環境に接続されている必要など、必須条件が少ない。

・最新機能を使用することが可能。

・OWAはメールが含まれているすべてのOffice365プランで使用可能。

 

 

≪2. Outlookクライアントでは可能だが、OWAではできないこと。≫

今回は、予定表に注目して記載したいと思います。

 

Outlook on the web 予定表と Outlook クライアント予定表においては、

下記のような動作の違いがあります。

 

1) 予定表の最大表示数

   → Outlook on the web においては 10 、Outlook クライアントについては 30 となる。

 

2) 予定表の表示形式

   → Outlook クライアントにおいては、複数の予定表をそれぞれ表示可能。

      ※ Outlook on the web においては一部表示形式以外、複数の予定表が重なって表示されます

 

3) グループの表示

   → Outlook on the web 予定表においては、配布 / セキュリティグループ、チームの予定表を表示させることが出来ない。

 

4) 追加表示した予定表について

   → Outlook on the web においては、画面左ペインに同一の予定表を複数のグループにまたがって追加させることは出来ない。

 

5) グループスケジュールについて

   → Outlook on the web においてはグループスケジュールに対応してない。

 

6) アクセス権限について

   → Outlook on the web においては、作成者等のアクセス権限を設定出来ない。

 

7) エクスポートについて

   → Outlook on the web においては、予定表のエクスポートに対応してない。

 

8) インポートについて

   → Outlook on the web においては、ics 形式の予定表のみインポートが可能。

 

 

以上

 

2016年07月